適応障害で退職、特定理由離職者認定に必要な準備!ハローワークに診断書、就労可能証明書と主治医の意見書はいる?

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こんにちは。

私は3年間会社員として勤務していた会社を適応障害が原因で半年間休職し、その後復職はせずそのまま退職という経験をしました。

退職後の健康保険は国民健康保険へ切り替え、特定理由離職者に認定されたことで保険料の7割減免を受けることができました。

減免で支払い金額が数十万円の支払いをを免れるため、適応障害などの精神疾患が原因で退職した方、その他理由がある方は、特定理由離職者になるための準備を怠るのはもったいないですよね。

今回は、適応障害で退職した私が特定理由離職者に認定されるまでに行ったこと、ハローワークで伝えたことなど実体験を元にお伝えします。

ハローワークに行く前は、特定理由離職者になれなかったらどうしよう…と私自身とても心配していました。

同じ心配をされている方の不安が少しでも解消できるよう、分かりやすく紹介しますのでぜひご参考にしてください!

目次

特定理由離職者になる条件

はじめに特定理由離職者になるための条件を整理しておきましょう。

ここをしっかり理解しておくことで、必要な書類の準備やハローワークでの受け答えも自信を持って行えるようになります。

失業手当の受給資格者になれること

まず、適応障害などの精神疾患が原因で退職した方が、特定理由離職者になるには下記の失業手当の受給資格を満たす必要があります。

失業手当の受給資格
  • 失業保険の被保険者期間が6ヶ月以上あること
  • ハローワーク来所から待機期間(特定理由離職者の場合は7日間)は失業状態であること

退職理由の根拠をきちんと示せること

失業手当の受給資格を持つ方のうち、適応障害などの精神疾患の方は下記の条件に合致するため、特定理由離職者になる資格があります。

Ⅱ以下の正当な理由がある自己都合により離職した者
①体力の不足、心身の障害、疾病、負傷、視力の減退、聴力の減退、触覚の減退等により離職した者

特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準- 厚生労働省・都道府県労働局・公共職業安定所(ハローワーク)

上記の条件により、失業保険の被保険者期間が6ヶ月以上であること、求職していること、適応障害などの精神疾患が原因で退職したことをハローワークで提示できるよう準備を進めていくことになります。

特定理由離職者認定のポイント
  • 失業保険の被保険者期間が6ヶ月以上であること(離職票、雇用保険被保険者証)
  • 就労可能で求職していること(自己申告、主治医の意見書など)
  • 適応障害などの精神疾患が原因で退職したこと(病院の診断書)

ハローワーク来所時の持ち物

ハローワーク来所時の持ち物については、離職票に同封されているハローワークの「離職されたみなさまへ」と書かれたパンフレットの中に記載がありますので確認しましょう。

こちらのパンフレットは、インターネットでも閲覧可能です。

離職されたみなさまへ – ハローワーク

先述した特定理由離職者になるために示すべきことを満たすために、冊子に記載のある持ち物を踏まえて実際に私が持参した持ち物は下記のようになります。

持ち物リスト
  • 離職票1
  • 離職票2
  • 雇用保険被保険者証
  • マイナンバーカード※1
  • 自分の印鑑
  • 自分名義の預金通帳とキャッシュカード
  • 診断書(のコピー)※2
  • 傷病手当金申請書(のコピー)※2
  • 保険給付金支給決定通知書※2

※1マイナンバーカードがない方は運転免許証と証明写真2枚(最近の写真、正面上半身タテ3.0cm×ヨコ2.5cm)でも代用できます。

※2厚生労働省が発表している、特定理由離職者に該当するかどうかの判断基準の中には下記の記載があります。

【ご持参いただくもの】医師の診断書など

特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準- 厚生労働省・都道府県労働局・公共職業安定所(ハローワーク)

私は心身の障害による退職の証明書類として医師の診断書などの「など」の部分に不安があったので、休職中に提出していた傷病手当金申請書のコピーと保険給付金支給決定通知書も提出しました。

診断書のコピーだけでもよかったのかもしれませんが、私はこれらの持ち物をハローワークの面談で提示し、特定理由離職者になることができました。

持ち物はポケットタイプのクリアファイルに入れると書類の出し入れが便利でした!

就労可能証明書と主治医の意見書は不要でした

就労可能証明書と主治医の意見書は疾患を抱えていた人の病歴や就労の可否をかかりつけ医が証明する書類ですが、さいたま市の大宮公共職業安定所で求職申し込みをした際は提出を求められませんでした。

就労可能証明書と主治医の意見書についてハローワークの方と次のような会話をしました。

病気(適応障害)が治ったことを証明する書類がないのですが手続き上大丈夫ですか?

ご本人に求職の意思があれば、就労可能証明書や主治医の意見書は不要です。

結果として私の場合は就労可能証明書と主治医の意見書は不要でしたが、私は念のため就労可能証明書と主治医の意見書を求められたらすぐ用意できるように、通院の直前にハローワークに来所しました。

ハローワークによっては就労可能証明書と主治医の意見書のいづれか、もしくはどちらも求められる場合がありますのでハローワークで聞いてみてくださいね。

離職票はコピーをとっておくと安心

ハローワークに持って行く書類のほとんどはコピーを取られて手元に残るのですが、離職票だけは回収されてしまいます。

ハローワーク来所前に国民年金へ加入した方はあまり気にする必要はないのですが、ハローワーク来所後に国民年金へ加入するには、退職日が記載されている書類がない…となる可能性がありますので注意しましょう。

退職日が記載されている書類の例
  • 社会保険(健康保険・厚生年金)資格喪失証明書
  • 退職証明書
  • 離職票

私は離職票が届く前に退職証明書で国民年金に加入しました。

自治体により手続きに必要な書類は異なるとは思いますので、離職票も手元に残しておくと安心です。

ハローワーク来所のタイミング

会社から離職票が届いたらハローワークに来所しましょう。

失業手当の認定に必要な持ち物のうち、一番手元に届くのに時間がかかるのが「離職票」です。

離職票は退職日から2週間程度で届きます。

求職申し込みは事前に自宅で済ませるのがおすすめ!

初めてハローワークを利用する方は求職申し込みを行います。

求職者マイページアカウント登録はこちら (ハローワークインターネットサービス)

私は実際に事前に求職申し込みをしておいたので、窓口で申込用紙の記入を求められましたが「インターネットで申し込みました」と伝えたところすぐ手続きの順番待ちをすることができとても効率的でしたのでぜひお試しください。

こちらの求職申し込みは記入事項が多く、ハローワークが混み合う可能性がありますので、事前に自宅で行うのがおすすめです。(所要時間30分~)

ハローワークの雰囲気は怖い?

私はハローワークで失業認定を受けるのが初めてでしたので、どんな雰囲気の場所なのかな?なんか怖そう…と勝手にイメージしていました。(ハローワークの職員さんごめんなさい。)

実際に来所してみると、新しいお仕事が見つかるように親身になってお話を聞いてくださる方ばかりでした。

適応障害で退職したこともきちんと証拠の書類を示しておけば、退職に至った状況を一から口頭で説明することもなくすんなりと受け入れてくださいましたので、職員さんは私たちの味方なんだなと安心しました。

これからハローワークに来所される方は、あまり気をわずに訪問して大丈夫です!

さいたま市(西区・北区・大宮区・見沼区・岩槻区)在住の方は大宮公共職業安定所へ

ハローワーク大宮 | 埼玉ハローワーク
埼玉労働局 ハローワーク埼玉

ハローワークの場所を調べていると、ハローワークと名のつく施設がいくつか該当するので自分はどこに行ったら分からない…と悩んでしまうこともあります。

さいたま市にはハローワークが2カ所ありますが、失業認定を受けられるのは大宮公共職業安定所(ハローワーク大宮)となります。

  • 大宮公共職業安定所(ハローワーク大宮) ←失業認定を受けるときはこちら
  • ハローワークプラザ大宮

ハローワークプラザ大宮の方が駅チカで駅からのアクセスは良いのでこちらで失業認定を受けられるといいのですが…無理なものは無理ですね。

はじめて失業認定を受けるときは大宮公共職業安定所(ハローワーク大宮)へ行きましょう。

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